翻弄されるクライム・コメディ映画。
コーエン兄弟初のリメイク作品。
<満足度★★☆>

「オー!ブラザー」の様に南部特有の気候や
ゴスペルなどの音楽が緩やかな雰囲気を醸しだし、
展開もそれに合わせて徐々にゆっくりと面白くなっていく。
中盤のハプニングからはコーエン兄弟らしい
独特の雰囲気も感じられます。
主演はトム・ハンクスで
個性が強いキャラクターたちの中でも
彼が演じる“教授”の笑い声は不気味だけど印象に残った。
こういう役は珍しいのでは。
後半の“将軍”の出来事は一番の見所。
それまでの“あれ”も伏線だったのが分かり
よく出来ているといった感じで面白い。
全体的にはコンパクトにまとまった印象を受ける。
1955年のイギリス映画の傑作「マダムと泥棒」が元ネタで
コーエン兄弟にとっては初めてのリメイク作品。
そのためブラック・コメディだけど
いつもの彼らの作品とは違った種類のもので、
薄味でよりストレートな“黒さ”を持っています。
そして物語も意外性とかよりは
完成度の高さ・バランスを楽しむ作品だと思う。
「バートン・フィンク」「ミラーズ・クロッシング 」
「ファーゴ 」「ビッグ・リボウスキ」「バーバー」など
異色作を次々と生み出し兄弟監督としては
最も人気があるジョエル&イーサン・コーエン。
リメイクだからなのか、この作品で初めてジョエルに
加えてイーサンも共同監督としてクレジットされています。
レディ・キラーズ
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